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城下町で栄えた会津若松を
擁する東北地方の玄関
東北地方の南部に位置する福島県。県北部は「夏は高温多湿・年間降水量が少ない・冬は寒冷」という風土により多種多様な果物が実り、特に桃※1、梨、りんごなどの果物の生産が盛んで「果物王国」として知られています。また、軽くて調湿性にすぐれ、タンスや保存箱の材料に使われる桐材の生産は日本一※2を誇っています。
国内でも珍しい茅葺き屋根の駅舎が残る会津鉄道湯野上温泉駅をはじめ、古きよき日本の風景を今に伝える福島県。江戸時代の宿場の面影を残す「大内宿」は、1981年に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
※1 福島県農林水産業の現状(令和5年7月福島県農林水産部)
※2 特用林産物生産統計調査 確報 令和4年特用林産基礎資料(農林水産省)
美しい自然に触れ、多彩な
野外活動が楽しめる裏磐梯(うらばんだい)
山の南側を表磐梯、北側を裏磐梯と呼び、表裏で大きく異なる景観を持つ福島県有数の観光地・磐梯山。会津盆地側からは三角の頂が見えることから、会津富士とも呼ばれます。対して裏磐梯からは、1888年に起きた噴火で崩壊した荒涼とした山体が望めます。標高約800~1200mの高地に位置する裏磐梯は、福島県北塩原村にある高原リゾート地で、サイクリングやハイキングなどを通して四季折々の自然を満喫できます。
裏磐梯にある五色沼の正式名称は「五色沼湖沼群」で、5つの沼というわけではなく、大小数多くの沼の総称です。天候や季節によりさまざまな色彩を放つ湖面が神秘的な雰囲気を醸し出します。