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琵琶湖
多様な生命を育む琵琶湖を懐に抱く名だたる戦国の群雄ゆかりの地
県土の約6分の1※1を占める日本最大の湖・琵琶湖を抱き、日本のほぼ中央に位置する滋賀県。安土桃山時代には織田信長が居城を構えたことでも知られ、戦国時代の群雄の足跡があちこちに残されています。 山と湖が織りなす雄大な地形は「琵琶湖八景※2」に代表される景勝を生み、その他に類を見ない環境は平成27年に「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」として文化庁の日本遺産に認定されました。
※1:滋賀県公式サイトより
※2:昭和25年、琵琶湖とその周辺が国定公園に指定されたことを契機に選定
しゃくなげ
NHKが行った投票により、昭和29年2月に制定。日野町のしゃくなげ渓(だに)は国の天然記念物です。
もみじ
昭和41年10月に県民投票により制定。永源寺をはじめ、県内にはたくさんの名所があります。
琵琶湖八景にも数えられる「近江八幡」を訪ねて
滋賀県の中央に位置する近江八幡市は、豊臣秀吉の養子・秀次が安土城近くに築いた城下町。「売り手よし、買い手よし、世間よし」の精神で知られる近江商人発祥の地としても知られ、商業を支える水路として築かれた掘割は「八幡堀」として今も風情あふれる町並みをつくり出しています。琵琶湖の南西にある西教寺は、歴史ドラマでも注目を集めた明智光秀一族が眠る菩提寺。境内から琵琶湖を見渡すように建てられた唐門には、麒麟の彫り物が隠されています。お立ち寄りの際はぜひ隠れている麒麟を探してみてはいかがでしょうか。
独特なニオイと味がクセになる!?「鮒(ふな)ずし」
セタシジミは、琵琶湖にのみ生息する二枚貝。全国各地に分布するヤマトシジミに比べて殻が厚く、身にコクがあるのが特徴です。味噌汁やしぐれ煮、シジミ飯など、家庭の味として古くから親しまれ、琵琶湖の特産品としても知られています。また、滋賀県の郷土料理として外せないのが、お寿司の原点ともいわれるなれずしの一種「鮒ずし」。琵琶湖にすむニゴロブナの内臓を抜き、塩とご飯を詰めて発酵させた料理で、意外とやみつきになる人も多いとか!?