糸島市
商工業で栄える大都市と風光明媚な観光地をあわせ持つ九州の一大拠点
北部は日本海、東部は瀬戸内海に面し、南西部には有明海に通じる福岡県。九州と本州を結ぶ交通の要衝(ようしょう)であると同時に、「那の津(博多港の古称)」をはじめとして古くからアジア大陸との外交を行うための海の玄関として栄えてきました。福岡市と北九州市の2つの政令指定都市周辺は都市開発が進んでいますが、県西部の糸島市や県南部のうきは市などは美しい自然に恵まれた人気の観光スポットです。
梅
早春に白や淡紅色の美しい花を咲かせるバラ科の植物。太宰府天満宮の梅にちなんで選ばれました。
つつじ
5月頃鮮やかに花を咲かせるツツジ科の植物。昭和41年のみどりのニッポン全国運動で決定されました。
息を呑むほどの美しい藤棚が広がる河内藤園へ
毎年、藤の花の見頃になると多くの観光客で賑わうのが、約22種類の藤の花が咲き乱れる「河内藤園」。園のシンボルでもある花下面積1000坪もの広さを誇る大藤棚に加え、長さ80メートルと110メートルの2つの藤の花のトンネルも圧巻です。また、福岡市内で観光を楽しむなら、博多のベイエリアにお出かけしてみてはいかがでしょうか。「海ノ中道」や「シーサイドももち」など、大都市と自然が融合した美しい景観をご覧いただけます。
※入園チケットは予約制となります。チケット購入・開園時期については 「河内藤園」公式ウェブサイトでご確認ください。
全国的人気の博多ラーメン…その特徴は?
札幌、喜多方と並び「日本三大ラーメン」のひとつに数えられるのが、乳白色の豚骨スープが特徴の博多ラーメン。麺だけをおかわりできる「替え玉」というスタイルが一般的で、麺の固さによって自分好みの喉越しや食感を選べるのが醍醐味です。ほかの地域では「筑前煮」と呼ばれることも多い「がめ煮」も福岡を代表する郷土料理。さまざまな旬の素材を"がめくりこむ(寄せ集めるという意味の方言)"煮物で、各家庭の個性が出る「おふくろの味」です。