碧い海に白い砂浜が映える
日本屈指のリゾート地
大小160の島からなり、東西に約1000㎞、南北に約400㎞の広大な県域をもつ沖縄県。島々を囲むように流れる温かい黒潮の影響で、日本では唯一、県全域が高温多湿な亜熱帯気候に属しています。最高気温が32℃を超える日数は少なく、冬も10℃を下回ることがほとんどないため、年間を通して過ごしやすいのが特徴です。
美しいビーチ、手つかずの自然が広がる秘境、ユネスコ※の世界遺産に登録されている琉球王国関連の遺跡など、異国情緒あふれる観光が楽しめます。
※「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として2000年に登録
沖縄で暮らす人々や建物を守る
シーサーを探して
大通りや建物の屋根など、街の至るところで見かける狛犬のような石像「シーサー」は、人々や建物を守る魔除けのような存在。仏教や狛犬の影響を受け、現在は口を「阿吽(あうん)」に結んだ対の姿で見かけることが多くなっています。厳つい顔から愛嬌ある顔まで個性豊かな容姿をしており、その特徴を見て回るのも楽しいものです。
ちょっと足を伸ばして
八重山(やえやま)諸島巡りも
古きよき沖縄の風景を堪能したいのであれば、八重山諸島観光もオススメです。那覇空港から飛行機に乗って約1時間で到着する石垣島は、八重山諸島巡りの玄関。透明度の高い美しい海で知られる川平湾があるのもこの島です。また、竹富島では、珊瑚のかけらを敷き詰めた白砂の道を水牛車で巡り、ゆったりとした「沖縄時間」を満喫することができます。
伝統と革新が共存する
多彩な沖縄グルメ
地元の材料や調理法を伝統的に受け継いできた「琉球料理」と、戦後に海外の影響を受けて生まれた「沖縄料理」の2つの食のルーツを持つ沖縄。中でも琉球料理として印象的なのが、「ヤギ汁」です。ヤギ肉は「ヒージャーグスイ(滋養食の高いもの)」と呼ばれ、沖縄の家庭ではおめでたい席にヤギ汁をつくる習慣があります。
一方、沖縄料理といえば、メキシコ料理のタコスの具材をごはんにトッピングしたタコライスが有名です。一見彩り鮮やかでエキゾチックな海外料理のようですが、実は沖縄県金武町(きんちょう)が発祥の地。今や沖縄県民にとってソウルフードとも言われています。