唐津城
ユネスコ無形文化遺産※に登録された 秋季例大祭「唐津(からつ)くんち」の開催地
江戸時代は藩の城下町、明治時代以降は石炭の積出港として栄えてきた佐賀県唐津市。桜や藤の名所「唐津城」、岸壁が荒波に浸食されてできた奇勝「七ツ釜(ななつがま)」、約百万本のクロマツが群生する「虹の松原」など、風光明媚な観光地が数多く点在します。 また、毎年多くの観光客で賑わう唐津神社の例大祭「唐津くんち」は、四百年以上続く秋の風物詩。旧城下町を練り歩く豪華絢爛な曳山(やま)が見どころです。
※国の重要無形民俗文化財に指定された全国18府県の33件で構成された「山・鉾・屋台行事」として平成28年12月に登録
クスノキの花
3〜4mmの可愛らしい花が特徴。雪の結晶のような花の形は県旗のデザインに採用されています。
クスノキ
クスノキ科ニッケイ属の常緑樹。独特な木の香りは“樟脳(しょうのう)”と呼ばれ、医薬品にも利用されます。
鏡合わせの紅葉が美しい「環境芸術の森」
武雄市の「御船山楽園(みふねやまらくえん)」や、神埼市の「九年庵(くねんあん)」など、佐賀県内には美しい紅葉の名所が数多くあります。
それらの景勝地に勝るとも劣らない紅葉名所として最近注目を浴びているのが、唐津市厳木町(きゅうらぎまち)にある「環境芸術の森」。標高887メートルの作礼山(さくれいざん)の斜面を利用した13ヘクタールにおよぶ広大な敷地内を、約一万本のもみじが色鮮やかに彩ります。
築百余年の古民家を移築した休憩所「風遊山荘(ふうゆうさんそう)」は絶好の紅葉撮影スポットとして知られ、テーブルに反射する鏡合わせの絶景を写真に収めようと、多くの観光客で賑わいます。
とびきり新鮮な「呼子(よぶこ)のイカ」は絶品!
波が高く、荒い海として知られる玄界灘は、暖流の対馬海流が流れ込む日本有数のよい漁場といわれます。そのため玄界灘に臨む唐津市は海産物に恵まれており、伊勢海老やヒラメ、サザエなど、港では多種多彩な海の幸が水揚げされています。
なかでも「呼子のイカ」は、佐賀県を代表する名物です。身が透き通るほど新鮮な活き造りは普通のイカ刺しでは味わえないコリコリとした食感!一部のお店ではお刺身で食べきれない分を塩焼きや天ぷらに調理してもらえます。